→WLBは経営戦略!
↔女性の育児両立支援が先にありきではありませんし、それだけではありません。
ワークライフバランスが実現している状態というのは、
ワーク(仕事)も会社・自分の期待通りにでき、かつ仕事以外でやりたいこと、
やらなければならないこと(ライフ)もできている状態です。
ライフについては人それぞれ異なりますが、育児や介護、自己啓発、ボランティア等
が考えられます。そして、ライフの内容はライフステージにより、変化していきます。
矯激な少子高齢化や共働き世帯数が増加しスタンダードになっているにもかかわらず、
昭和時代の働き方が変わっていないため、社員はライフステージのいくつかの局面で、
葛藤し、ワークかライフのどちらかを優先し、どちらかを犠牲にしなければならない状態
(ワーク・ライフ・コンフリクト)に陥ってしまっています。
ライフを選択した場合には、離職という最悪の事態になるケースも少なくありません。
右肩上がりの経済成長が終焉し、人口減少時代に企業が生き残っていくには、
優秀な人材の確保が今後ますます命綱となっていくことでしょう。
「人材定着の方程式をつかんだ企業が最後に笑う」といわれる所以です。そのためには、
従業員ひとりひとりを大切にし、仕事と生活の調和を図る意識が必要です。そして、
その一番の秘訣が「ワーク・ライフ・バランス」なのです。
→WLBが実現している状態
=ワーク∧(AND)ライフ
↕
・ワーク・ライフ・コンフリクト(WLC)
=ワークV(OR)ライフ
→仕事の意欲・生産性・創造性↓。離職。
⇒企業の人材マネジメントとしてWLBが重要視↑
誤(×) |
正(〇) |
ほどほど転換 |
メリハリ、効率的な働き方 |
仕事の量を減らす |
ムダな業務・作業をなくす |
福利厚生 |
経営戦略 |
コスト |
不可欠な報酬、明日への投資 |
既婚女性の両立支援 |
全ての社員のWLB支援 |
残業削減が目的 |
残業削減が主目的ではない。 |
制度さえ導入すれば実現 |
働き方の改革が不可欠。 |
ワークワーク社員を否定 |
多様なライフスタイルを受容 |
→WLB対策なしでは生き残れない!
▼無防備な場合のリスク→WLCに陥ると・・・
1.生産性の低下、利益減少(業績に直接反映)
→意欲↓。パフォーマンス↓。職場モチベーション↓。
長時間労働。ミスや事故。健康状態↓。離職。
2.社会的責任(個人→会社→日本社会の問題)
①WLBの取組、ダイバーシティマネジメント。
→CSRの遂行。企業イメージ・社会的評価↕
②日本経済、年金・健康保険料・税収↓
3.時代の変化
→団塊世代の高齢化。2015(65歳)→2025(75歳)。
人口減少時代。共働き世代の増加。未婚・単身者の増加。
→自己責任の時代へ(キャリア、ライフ、老後)
1.人口減少→縮小経済、雇用100%保障🈚
↔終身雇用・年功序列(右肩上がり経済)の崩壊
→勉強、スキルアップ
2.産業構造の変化
→サービス産業化、IT化、グローバル化
↔製造業中心(労働時間の長さ=OUTPUT)
⇒社員の付加価値↑=会社の競争力↑
3.人間関係ストレス、少年犯罪、家庭崩壊、熟年離婚
1.優秀な人材の確保・育成・定着
2.業績↑
→従業員の意欲・生産性↑
3.業務改善
→仕事内容・進め方の見直し、効率化
4.企業の競争力↑